雑多アワー

テラの上はペタ。

【無職必見】日払いバイト(日雇いバイト)をやろうと思っているあなたに贈る記事。真面目な無職は働けないのか。

こんにちは! 鼻っ柱お団子虫です。

突然ですけど、みなさんは日払いのアルバイトをやったことはありますか?

俗に言う【日雇い労働】というやつです。

日雇い - Wikipedia その名のとおり、1日限りの雇用形態のことをいうアルバイトですね。

「金欠でピンチ!チャッと働いてすぐにお金がほしい!」という方や「明日は何も予定がないから1日だけ働くか。鬱。。」という時にとても便利なこのシステム。

世代の方は分かるかもしれませんが、今から10年くらい前の僕が高校生の時グッドウィル)やフルキャスト)なんかがバンバンCMやってて話題でした。 (その後、二重派遣問題とか給与未払い問題とかニュースでも話題になったけど)

当時は近所のファミレスでも普通にアルバイトもしていたんですが、なにぶんその月に働いた給料がもらえるのが翌月末とかなもんだからドンキやコンビニで無駄遣いをしたりして、気づくと金欠になってたりするんですよね。

そんな時に彗星のごとく現れたのが日雇いバイト。

今でこそ一般的になってますが1日働いたら翌々日には給料がすぐにもらえるって結構画期的だったのを思い出します。(日払いじゃないパターンもあるけど)

なのでご多分に漏れず、高校生だった僕も友達とフルキャストに早馬のごとく派遣登録しにいきました。(今も高校生が登録できるのかは知らん)

登録した帰り道、友達とプリクラを撮って「今日からお金持ち!」とか「稼いだ金で女の子買っちゃう!」とかまだ働いてもいないのに馬鹿みたいに書き込んでました。完全にアホの部類に入ると思います。

しかし、働いてみたら働いてみたで紹介される仕事は引越しの手伝い(重労働)しかないし、出退勤報告(家を出る時・現場に着いたとき・仕事が終わった時に必ず担当者に電話)が必須だったり、給与はいちいち印鑑と身分証をもって事務所に取りに行かなきゃ行けないみたいなめんどくさいルールで馬鹿らしくなり全然働かずに終わった記憶があります。

そんな僕なんですが、久しぶりに日雇いのアルバイトに登録してみようと思い立ちました。金がないからです。

インターネットで”日払い バイト”なんて検索したら腐るほど色んな会社が出てくるご時世。

「日給2万4,000円も可能!」とか「給与全額日払いOK!振込みOK!」とか本当なのか嘘なのか分からないような魅力的な文言のオンパレードでまんまと目が¥になってしまいます。

今はいちいち交通費を使って登録説明会へ行かなくても簡単にWEBだけで登録ができちゃう派遣会社も多いです。

「ん~、やっぱり時代のニーズに合わせて色々べんりになったのだなー!」と思いました。

しかし、「お金ないから数日だけ日払いバイトしよ♪」なんてお気軽に考えている僕のようなあなた。 ある条件に当てはまっていないあなたは日払いで働くことが出来ないかもしれません。

何故なのかは以下のやり取りに書いてありますよ!

これから日雇いのアルバイトやってみようという方はこの記事を読んでから考えましょう。 なんでって恥かいちゃうからね。

応募の電話、そして事実を知る。

【日払い可!(規定あり)働いた分はすぐにGETできちゃう!簡単ワーク多数!】

と打ち出していた派遣会社。(実名さらそうかとも思いましたがクレーム来てもめんどくさいのでA社としておきます。)

実際にこんなのがフロムエーやバイトルみればすごいいっぱい出てきます。

ここはWEBで必要事項の入力と身分証の写真を送るだけOKという事で、交通費も時間も無駄にしたくない怠惰な僕にぴったりだったのでここに登録してみることに。

登録後、すぐさま直近の仕事情報メールがバンバン飛んできます。

その中のいくつかに目を通していると【時給1,100円 ○○駅で住宅展示場のプラカード持ちもしくはビラ配り 10時~18時】という仕事を発見。

「家から近いし、プラカードを1日持ってるだけで日給9,000円近くもらえるんかい!誰かに取られる前に即応募じゃい!」と紹介してくれた支店へさっそく電話をかける。

担当者:「はい、A社です。」

僕:「本日派遣登録させていただいたものなんですが先ほどメールで飛んできた○○駅のプラカード持ちの求人に応募させていただきたいんですがまだ募集されていますか?」

担当者:「え、はぁ、え~・・ありますね。まだ募集してますけど。」

僕:「(は?何でそんなにやる気がなさそうなの?)それじゃあ、ぜひそちらのお仕事したいんですけど。」

担当者:「そうですか、それじゃ少々待っててもらえます?」

僕:「(少々お待ちいただけますか?だろボケ!)お願いします。」

担当者:--1分後。「えーと、○○駅のやつですか?」

僕:「(さっき○○駅っつっただろ2回確認するんじゃねーよ!しかも待たせておいてまずはお待たせいたしましただろハゲ!)そうです。」

担当者:「そうですか、ん~、こちらプラカード持ちとビラくばりがあるんですけどどっちがいいですか?」

僕:「(プラカードだって最初に言っただろアホが!)プラカードでお願いします。」

担当者:「はい、プラカードと・・。・・・・・・・分かりました。あ、就業前に就業規則書を読んでいただくのと職歴送ってもらうのと顔写真の登録をしてもらう必要があるんですけどそれってもう済んでます?」

僕:「いや、それはまだですけど。」

担当者:「それじゃあ、そちらお願いします。先ほど飛んできた紹介メール宛に送ってもらえればいいんで。送れたらもう一度電話ください。」

僕:「(めんどくせえな!つうか早く言えや若造が!)分かりました。それではいったん失礼します。」ガチャ。

言われたとおり、就業規則を流し読みし職歴を送り、顔写真をサイトにて登録。再び電話をかける。

僕:「先ほど電話で○○の応募したものですけど、顔写真の登録とか終わりましたのでご連絡しました。」

担当者:「あ~、終わりましたか。はい、えー、あ、○○さんは#$%!!:;+についてどれかに該当しますか?というかご存知ですか?」

僕:「(あぁ?!ごにょごにょ言ってて何も聞こえねえよ!)なんですか?よく聞き取れなかったんですけど。」

担当者:「派遣法です。日雇い派遣の法律が変わって基本的に次のどれかに該当してないと働くことができないんですけど」

僕:「(だからそういう大事なことを早く言えって言ってんだろクソが!)該当項目って何ですか?」

担当者が言うにはこうだった。 2012年10月の日雇い派遣法改正以降、以下の者以外、原則日雇いバイトは出来なくなった。
  • 60歳以上の方
  • 学生の方(雇用保険の適用を受けない学生に限る)
  • 年収500万以上の方(副業として働く)
  • 世帯年収が500万円以上で主たる生計者でない方
※雇用期間が30日以内の日雇派遣のみ。雇用期間が31日以上の派遣業務は禁止されていない。 また、募集企業から直接雇用されるアルバイト・パートについては、雇用期間が30日以内のお仕事であっても禁止されていない。

その事実を聞かされ僕は思った。

は?バカじゃねぇの?   

と。

つまり無職は生活苦になっても容易に日銭を稼ぐことすらできなくなったのである。

政府が言うには、定職率の上昇増加を狙っての事、離職率低下防止施策としての側面がある。ともっともらしい事を言っているが 要は「日払いバイトなんかしてその日暮らしの生活してないでさっさと普通の定職について働きアリのごとく働きやがれ。」という事だろう。

…生きにくい世の中だ。 そもそも、年収500万以上の人たちはわざわざ日払いのアルバイトなんてするわけがないだろう。 そして60歳以上の人たちが力仕事などの戦力になるだろうか?などバカみたいな法律にいろいろ疑問が湧いて出る。全くもって意味が分からない。

僕:「いえ、どれも当てはまらないですね。。」

担当者:「それじゃあうちでは雇用できないですね。・・・すみませんが失礼します・・ガチャ、ツーツー。」

終了の鐘が鳴り響きました。

ていうか条件どうのこうのっていうか、応対が最悪。 段取りも悪い、言葉遣いもなってないっていう派遣会社に当たってしまい無駄な時間を費やした挙句、個人情報を無償で提供しただけの結果となりました。

収穫は日雇い派遣業法について勉強できてこの記事を書けたことくらいかな。

すっかり働く気力をなくした僕。そう、ベーコンは心が簡単に折れやすい事で有名だったんですね。

金欠の分は地道にカードローンで凌いで、今まで通り細々とライターやってようと固く誓った日でした。

みんなも気をつけてね。

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(おわり)